全身浴というのは普通にお風呂に首までつかることです。
それに対して、部分浴は
服を着たままで、狙ったところだけをお湯につけて温めます。
部分浴では、
足だけお湯につけるとか腕だけお湯につけるとか
全身をつけるわけではありません。
部分浴は全身浴とは違って体の調整に使えます。
全身浴では刺激が分散されてしまって、大した効果が望めません。
また疲労というのは「部分疲労」や「偏り疲労」と言って、
全身がまんべんなく疲労するわけではありません。
例えば、目が疲れたなら、その関連した目の系統が硬直してきます。
全身浴の場合では、疲労していないところは十分に緩んだのに、
本当に緩ませたい目の系統はまだ緩んでいないといった状態になります。
それ以上長く入浴していても、肝心の目の系統が緩まない上に、
他の場所がたるんでしまいます。
たるむのは、程よいリラックスとは違って、良くないことです。
たるむというのは、力を入れるべきなのに力が入らない状態です。
ですから、全身浴では本当に緩めるべきところが緩まないのです。
身体を変える力が全く違います。
しっかり効果を挙げようとすれば、ポイントを絞ることが大事です。
これは部分浴に限らず、整圧するときにどこを整圧するかということでも言えます。
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